あたしが赤ちゃんの頃・・・その２

あたしがお家に入ると、ゆっくりお休みできるようにサ－クルが準備されていました。
おと－さん・おかｰさんと一緒にテレビを見たり遊んだりできます。
あたしは、今までたくさんの仲間といたのでちょっと寂しいけど、いつもおと－さん・おかｰさんと一緒なので安心しています。

あたしがこの家に来たとき、おと－さん・おかｰさんは、あたしがあまりにも吠えないので、ちょっと心配したみたい。
普通、犬はワンワン吠えるものだと思っていたらしいのだけど・・・
あたしが、いっかいだけ「ワン！！」と言ったら、おと－さんとおかｰさんは大喜びでした。

次の日、あたしは近くの動物病院に連れて行かれました。
身体検査とこれからの体調管理のしかたを、おと－さん・おかｰさんが獣医さんに聞くためです。
「とても健康な仔犬です！」と獣医さんに言われて、おと－さん・おかｰさんは、嬉しそうでした。
おと－さんは、黒ラブ犬のことをインタ－ネットで勉強してたらしく、心配事があったらしいです。
それは、黒ラブは関節が弱く生まれつきに悪い場合も多いという事らしいです。
だから、獣医さんはあたしの足を触っていろいろ検査していました。
でも、それもぜんぜん異常なしと言われて、おと－さんはホッとしていました。

今でもおと－さんはあたしが全速力で走ったりする事をさせてくれません。
あたしが１歳になるまで我慢しなさいと言います。
でも・・・あたしは、広い原っぱをノ－リ－ドで思いっきり走りたいです！！
だから、夜寝ると、思いっきり走る夢をよくみます。
そんな時、寝ながらあたしの足は動いてるみたいで
「ほらほら！またキアロが夢みてるよ」とおと－さんの声に起こされてしまいます。